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私は先天性の白内障で、幼少の頃から「見る」ことにとても不自由を感じていました。
「何かにぶつかるかもしれない」「知らない道を歩いているかもしれない」
と考えると恐くて街を歩くことさえできないのです。
目の見える人にとって当たり前のことが、どうして私にはできないの…。
悔しくて、生きることがつらくなった時期もありました。
そんなとき知人から『視覚障害者京都マラソン大会』に出てみないかと誘われました。
自分と同じように目の不自由な人たちが伴走ランナーとともに
『公道を思いきり走ることができる』大会です。
―「走る」こととの出逢い。
それは私にとって「生きている」ことを実感できる喜びのひとつになりました。
ところが3年前、その『視覚障害者京都マラソン大会』がスポンサーの不在により、
存続が困難になっていることを知りました。
でも、生きる光を見い出してくれたこの大会だけは、何とか続いてほしいと私は強く願いました。
数カ月後、想いが届きました。
大会を支援してくれる企業が現れたのです。大会を応援してくれるたくさんの人たちがいたのです。
私には何も見えません。
でも私は人の心の温かさを感じることができます。
これからも体力の続く限り、この大会で走り続けたいと思います。
(第23回視覚障害者京都マラソン大会出場ランナー 鈴木政子様のお声より)
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